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TKC創業とTKC全国会結成

TKC全国会の結成-2

TKC全国会の設立目的

第4回全国代表者会議において「TKC全国会会則」が決議(1973年3月24日)され、TKC全国会の設立目的が明確化された。

TKC全国会会則 (前文)
コンピュータ革命時代における日本の税理士・公認会計士の前途を深く憂慮した飯塚毅はTKCを創設し、職業会計人の職域防衛と運命打開とには、進んで自ら体当たりするほかはないと決心した。そのためには、まず成否不明の開発事業に要する莫大な資金調達の責めを私企業たるTKCの一身に負わしめつつ、当然とされる商業主義の理論を止揚し、自ら経営する飯塚毅会計事務所も、その長年の研究成果たる業務管理文書の全部を開放し、会計人をして速やかに高次元のソフトウェアを徹底的な低費用で利用せしむる体制を全国に普及するとともに、TKC創設の理念に賛同して参加した同志会計人には、その事務所体質の改善と業務品質の管理について真率果敢な実践を求め、事務所の徹底電算化を通じて、経営の合理化と業務水準の向上、収益性の拡大並びにその社会的権威の画期的向上をはかり、会計人の孤立化を排して格調高い血縁的集団の形成を目指し、しかも敢えて会計人全部の無差別的入会を認めることなく、あくまでも高度の職業的倫理を堅持し、租税正義の実現を祈念し、自利利他の聖行の実践を願い、国家と社会と働く者とに対し正しい使命感を抱く会計人のみの参加を求め、かかる参加会計人の全国的一大集団を形成して驀進し、古今未曾有の一大勢力を構築する以外にその目的達成の道はないとの結論に達し、ここにTKC全国会を結成した」

昭和49年7月に、第1回TKC全国大会が、東京の帝国ホテルで盛大に開催された。参加したTKC会計人は、新しい未来への予感に奮い立った。

<以上>

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