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飯塚毅先生との出会い〜物故会員の「私を語る」より〜-4

コンピュータはやさしいが体質改善は難しい

北海道会 加藤高正

 

当時(昭和47年)、税理士会の札幌支部部会長であった私は、すでにコンピュータを導入して会計処理を行っていた二人の税理士に部会での講師を依頼し、研修会を開催した。その時の講師の1人が五十嵐勝義先生(北海道会)で、TKCシステムを強力に推奨され、心が動かされた。

その翌月、私は東京に赴き、飯塚毅会長から直接、実地講習を受ける幸運に恵まれた。その時、会長は、「コンピュータ会計はやさしいが、事務所の体質改善は難しい。月次巡回監査を徹底すれば、税務調査を受けてもビクともしない事務所になる」と説かれ、私は驚きとともに凄い感動を覚え、即入会をした。

当時の私の事務所は、記帳代行に追われ、税務調査の結果ほとんどが修正で、関与先の苦情も多く悩んでいた。だからあの時の感動は、今も脳裏に焼き付いている。

入会から約2年後の昭和49年11月、私は金坂勲先生の後を受けて、TKC北海道会の2代目の会長に就任した。会長在任中は、様々な貴重な体験をさせていただいた。不世出の偉大な指導者である飯塚毅会長から直にご指導をいただくことができ、また、多くの同志会員と知り合い、心のふれあいを感じながら血縁的集団の結束をはかることができた。(『TKC会報』平成8年6月号 肩書きは掲載当時)

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